仙台工場は、社団法人日本リネンサプライ協会の「衛生基準」認定を宮城県内で初めて取得した清潔で安全な工場です。作業エリアを分ける隔壁の設置や自動ドアの設置など、衛生面に配慮した職場環境が整備されています。
また、工場内は、作業場と通路を色分けし、作業時の移動の安全を確保しているほか、乾燥機の排出口には、音と光で注意を促す警告灯を設置するなど、色・音・光を用いて、誰にでもわかりやすい作業環境により安全管理が徹底されています。
複数の特別支援学校から年間多数の実習生を積極的に受け入れています。実習が実りあるものとなるよう、実習中は、本人の強みや弱みを詳細に記録し、実習終了後に学校や保護者へのフィードバックを行っています。また卒業後にどこで働いても実習の経験が活かせるように、実習生のためにタイムカードを導入し、出勤と退勤の意識付けを図るなど、仕事の基本が身につくよう、きめ細やかな指導を行っています。
新日本リネン株式会社仙台支店では、障害者職業生活相談員の資格を8名の社員が取得しています。
作業時には、グループに1名配置され、指示を行うだけでなく、業務配置の工夫、さらには、健康管理などの日常生活面への支援も行っています。また、障害者職業生活相談員同士の意見交換会を行い、情報を共有し、社内で一貫した対応を図っています。
会社の戦力として、障害のある方を積極的に雇用するとともに、毎年、特別支援学校からの多数の実習生を継続的に受け入れ、きめ細やかなサポートを行っている。職場には、多くの障害者職場生活相談員を配置し、障害のある方の一人ひとりの適性に合わせた業務配置や徹底した安全管理、家庭と連携した体調管理などの様々な配慮が安定した雇用の継続につながっている。他の事業者の参考になる素晴らしい取組みである。